2008年 09月 29日
桜の並木(パリ近郊) |
この木は桜の木。
綺麗に揃えられている。
咲けば綺麗だろう。
咲かなくても、
緑の木としてみても、
揃えられていて美しい。
個人を尊重すると言われているフランス。
日本人は人を尊重すると言うことの、
真意を見抜けないでいる。
桜の木は、
日本では枝振りを楽しみ、
各木の個性を尊重する。
そのように伐られる。
フランスでは、
桜の木を揃えるために、
各木の個性は尊重されない。
綺麗〜に均一にされる。
人と自然が、
日本とフランスとでは、
それぞれ、
扱い方が同じではないのは不思議だ。
わたしが日本人だからだろう。
これを見ると痛々しい。
自由に咲き誇り、
一瞬で散る桜の花びらを思う日本人の心は、
知る由もないと諦めるしかないのか、
なんて、考えてしまう。
by frruru
| 2008-09-29 23:47
| パリ郊外