ドミニック.ペロー展へ(ポンピドーセンター特別展ーParis) |
ポンピドゥセンター(Centre Pompidou)へ行くのは久しぶりだった。
風が強く少々肌寒い。
だけど広場はパフォーマンスする人やものを売る人たち、
そしてそれを見る人たちで賑わっていた。
観光客が多いい時期だ。
いつも長蛇の列のポンピドーセンターも、
8月はバカンスにでかけている人たちが多い分、
並ぶのは免れた。
入場券10€、というわけで待ち時間はなし。
それでも午後から人が多くなり、
座ってペローの事務所の紹介のビデオを見ようと思っていたのに、
黒皮の椅子にはカップルたちが寝転びながら見ていて、
隙間はなくなっていた。
時計を見ると2時間経過していた。
陳列の仕方が上手い!ので見るのが楽しく、
足が疲れて時間に気がつくほど興味が尽きない。
ビデオ、模型、写真、
などを組み合わせ方も上手い。
ビデオを使い
まだ出来ていない建築のイメージを見る人に解りやすく伝える。
既存の町の建築との調和も合成写真やCGで見せる。
大阪の富国生命ビルや十日町の能楽堂もあった。
模型や図面も展示されている。
最近の建築家は環境を考えまわりとの調和を大事にするという。
しかし見るにはおもしろいが、
人の使う建物としては必ずも廻りや人のことが考えられているとは、
言い難いものもある。
新しいものに刺激を感じ触発され視野が広がる、
ということに頷く。
ただ、
その空間に必ずしも身を置きたいとは思えないものも、
有名な建築家の作品には多い。
今回の、フランソワ.ミッテラン国立図書館の設計者ドミニックペロウの
エクスポジションはその展示の仕方に魅了された。
”フランス人らしい”展示の仕方だ。
”見せること”へのこだわりが感じられる。
彼は金属を使う。
様々に表情を変え、
建築の一端を担う。
つづく