映画が上映される前はお静かに〜??(オペラ−パリ) |
パリにいても、
夜十時にオペラ通りに立ちオペラ座を眺めるなんてことは?
いえいえ〜なかなかありません。
ライトアップされた夜十時のオペラ座はとても綺麗でした〜
が、見とれているうちに、
あっという間にライトアップが消されてしまいました。
町には夜の顔がありますね。
初めて見るようにオペラ通りを眺めました。
通りからオペラ座を眺めてきれい〜なんて、
言えたのも、
実は22時からの映画鑑賞?のおかげでした。
2軒隣のマクドナルドは満員。
映画を待っている人たちだそうです。
日本では映画館内のどこかで待つことができますが、
パリでは上映時間にしか館内にも上映室内にも、
入れ無いところがほとんどです。
だから、
今日は見るひと少ないなんて思っていると、
ドタバタと本編上映寸前に、
驚くほどたくさんの人たちが入ってきます。
そして落ち着いて座っている私に向こうに行きたいから通過させてと、
前を”通過”していくのです。(笑)
ただ通過するだけならまだ良いのですよ、
立ち上がって通路まで行かなくては入れない映画館が、
そこかしこに普通にあります。
驚くのは延々と席が続いているのに、
一方からしか出られないなんて場所もあります。
壁に面していれば3席〜5席くらいだと思うのですが〜??
”””””””””””””””””””””””””
内緒:ほんとうに困るのは、
山盛りのポップコーンと飲み物を持っているから、
動くの大変なのです〜
だから、もう少し早めにきて席に座って!と思うのですが・・・
””””””””””””””””””””””””””
そして、
館内の上映室内の席に座ると、
あ〜又だ!子どもいっぱい連れてきているみたい、
と、いつも同じことを思うのです。
映画が始まるまで宣伝や予告が延々30分も流れます。
見たくなくて本編上映寸前にばたばたと入ってくるひとの多いいこと〜
そしてわずかなその間、”大声のおしゃべり”に花が咲く上映室。(苦笑)
本編が始まるまでの、
少々落ち着きたい時間なのですが・・・
隣のひとに普通の声で話をしようとしても、
全く相手には聞こえないのです。
そこまで大きな声で話すの?と、
10年来の友人にあったような”ざわざわ音響”に、
又?と、忘れていて驚く私です〜(笑)
映画館に入って上映前に、
いつもと同じ光景を見て、
又いつもと同じことを言っているわたし〜がいます。
今に私も喋り出すかしら。(笑)
宣伝を静かに見ている必要はないと。
映画館に遠足に来たみたいに。(笑)
まるで他人事のようにその中でひとを気にせずお喋りしている自分を、
想像したりしてみる??
でも、あり得ないな〜フランス人のように、そこまで、
映画見る前にハイテンションになれない〜(笑)
フランス人って、ほ〜んと!子どもみたいに何でも楽しみますね。
日本だと、
大声で話すひとをみんなは??・・・・・
こだわりの監督、アメリーの監督。ジャンピエール・ジュネ。
この映画に拘った友人に会いに行かなければならず、
ムーランルージュでこの映画の撮影現場を見ることになった。
拘る監督って、
この場面だけにこんなに制作費使えるんだ〜等々。
フランスの監督って〜があるのだと実感する。
映画の国フランス。
生意気なようだが、
映画は贅沢なお遊びな〜んて、
フランス映画を見て言いたくなる時が”時として”ある。
過去に感動した映画がたくさんあった。
青春時代、映画は心を揺さぶるものだった。
草原の輝きを見て〜詩を覚え
卒業で映画のなかの歌詞の”訳”に感動して〜
映画の題名を言えばきりがないほど〜
よくあんなに沢山の映画を見たものだ。
毎週末、映画を2本見た。
”そんな時代”があったよね〜♪
”良い映画がたくさんあった”よね〜♪
そこでは必ず”良い映画”(感動できる)が上映された。
その選び方がすばらしかった〜♪
そのような映画館はもうなくなってしまった。
フランスは今昔の日本のようだ。
若者はアメリカの歌を聴き、
アメリカのTV番組を見る。
日本で昔々放映されていた番組。
昔の日本のようにコーラが人気者。
映画の国フランスの若者も、
今の日本のように映画はDVDでしか見なくなるのだろうか。