フランスでは乾燥し出したら”ブリキのバケツ”?に(パリ―フランス) |
テーブルに花があるのはいい。
何より気分がいいし気持ちが和む。
もちろん常には自分で買い置くのだけれど、
時々プレゼントしてもらうと、
それはそれはうれし〜!となる。
今回もプレゼント。
綺麗な花のブーケ。
ほとんどの場合はそのまま花瓶へ、
というのがフランス。
生け直すということは、
お花屋さんがブーケにした意味が無い。
フランスと日本の花の楽しみ方は異なる。
湿度の高い日本では”枯れかける”とさようならとなる。
乾燥の国フランスでは違う。
最初は美しいブーケを楽しむ。
花束はそのまま花瓶へ。
ぱらぱらと数本の花びらや葉の乾燥が進んでくると、
綺麗に束ねられた枝に巻かれた紐をきる。
半ドライフラワーと生花が混在する”生け花”?となる。
それから、
いよいよ花びらが散りそうとなると、
逆さにつるされ完璧ドライフラワーへの道ヘ行くが、
まだまだ徐々に乾燥して行く花を楽しむ。
花束はガラスの花瓶から解き放たれ、
成り行きで行き着いた場所で、
ブリキのバケツの中で好きなポーズをとる。
自由奔放な花の姿をフランスでは最後まで楽しむ。
内緒:フランス人は少々枯れても捨てないとか言うが、
少々意味は違う。
日本と同じような枯れ方を想像するとえ〜!となるが、
乾燥(の国)がなせる技です。