2009年 10月 09日
フランス人の涙 |
生きる喜びは、
健全に人を愛して生きること・・・
この映画、
裕福な家庭の主婦のものがたり。
しかし、周りの豊かさは心を紛らわすものでしかない・・・
心の奥深くにある飢餓感・・・
互いを見つめあう男女の会話はない・・・
互いを見なくなれば、
互いの関心はうすれ、
相手の心は理解できない。
向き合うことがなくなればやがて心の種は枯れる。
愛の種をもう一度まいても・・・
踏みつけられてしまうだけ・・・
愛の種を知らないから・・・
気づかないほどの小さな種。
育てるのに時間がかかる。
大切に大切に・・・
触らず見続ける。
大きな種を掴まないで。
ぱっと咲いてぱっと散るから。
水は、
やり過ぎても、
やらなさ過ぎても、
やがて枯れてしまう。
よく見ないでただ与えるだけでは・・・
心が喜び、
笑顔が溢れる。
望むのは喜び・・・・
・・・
お金は何も運ばない・・・
愛が存在するところではじめて輝く。
でも、愛がなければお金はごまかし。
愛との取引は、
成立させない方がいい。
自分を見失うから。
今に心が凍っていくのがわかるから・・・
愛の種を探す・・・
育て合う人を求める・・・・
与えることを知っていれば、
求めることを知っていれば、
愛の種は、
ほんのすこしづつだけれど確実に育って行く。
たった一人のフランス人女性の頬から涙・・・
留めなく溢れる・・・・
暗闇の中のなかの小さな光。
きっと与え合うことを知っている人。
by frruru
| 2009-10-09 15:59
| 映画