フランスの春のはじめの風物詩(パリ&パリ近郊) |
もう先々週になりますが、来客のプレゼントは可愛い水仙の花束でした。
この季節になると、
スズランの花が小さな花束にして駅前や市場などで売らるように、
花束の中心に葉を集め、
その周りに花を25本束ねた水仙の花が登場します。
これも季節の風物詩です。
パリやパリ周辺の公園では水仙が春を告げる役割を担うかのように、
たくさんの水仙が植えられています。
蕾はほんのりと黄色味をおびて、
訪れる人に春の香りを届けるのを待っているかのようでした〜♪
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内緒:水仙:学名=Narcissus、(仏語:水仙-narucisse 黄水仙-jonquille)
この名はギリシャ神話からきています。
美少年ナルキッソス(ラテン語)の化身と言われています。
多くの女性から愛されたのですが、
彼女たちに対する高慢な態度が恨みをかい、
彼女たちにした高慢さを復讐の女神ネメシスにより、
自分自身に向けられるのことになるのです。
水鏡に映った”自分自身”に恋をして(させられて)しまうのです。
ナルキッソスの想いは、
彼女たちのように応えられることはないのです。
水面の中の”自分自身”は、
彼の想いに決して応えることはなく、
ナルキッソスは思いが叶えられず、
”自分自身の姿”を覗き込むようにして死んで行くのです。
その憔悴しながら死んでいった姿が、
水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わったという話です。
花言葉:「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」
黄水仙:「私のもとへ帰って」「愛に応えて」